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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール

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11月21日(日)、広島市女性教育センターにて、子ども向けワークショップ「デジタル伝言ゲームにチャレンジ!」をおこないました。市内在住の小学生に加えて、急遽、北海道のフリースクールに通う中学生や高校生も参加することになって、にぎやかに遊びました。

ワークショップの講師は、福山大学の同僚でメディアアーティストの杉本達應さん、NPO法人子ども文化コミュニティの高宮由美子さんと三人で務めました。主催はNPO法人子どもコミュニティネットひろしまで、独立行政法人福祉医療機構の社会福祉振興助成事業の受託を受けた「発達に応じたコミュニケーション体験事業」の一環としておこなわれました。僕は今年度、この事業の委員長を委嘱されています。

このワークショップの様子については、すでにウェブ上にいくつものレポートが掲載されていますので、ぜひご覧下さい。

まず、主催者である子どもコミュニティネットひろしまのウェブサイトに、前日のフォーラムのレポートと併せて、くわしい流れが写真入りで掲載されています。

    http://www.kodomo-net.jp/20101120.html#1120o

そして、杉本達應さんのブログには、このワークショップの概要に加えて、準備過程の裏話や実施のねらいについても言及されています。

    http://www.sugimototatsuo.com/archives/344

今回のワークショップは、ケータイを活用して、こどもとケータイの関係を考えなおすことができます。こどもとケータイの関係が社会的に注目されているなかで、こうした地道な活動こそ、通信事業者が積極的にサポートしてほしいものです。主催者の方は、通信事業者にも協力を依頼したそうですが、あっさり断られたようです。そもそも地方には事業者のCSRの窓口もありません。

それから、前日のフォーラムで基調講演をお願いした携帯電話研究家の木暮祐一さんが、この日のワークショップに立ちあって下さって、WIRED VISIONの連載コラム「ケータイ開国論Ⅱ」でご紹介いただきました。木暮さんもワークショップの企図に関して、とても大事な社会背景を指摘されています。

    http://wiredvision.jp/blog/kogure2/201011/201011241300.html

広島県では「ケータイ禁止を奨励する」講演会等には多数の聴講者が集まるそうだ。一方で、今回のような「ケータイを安全に利用する」ような趣旨でイベントを企画しても、ほとんど人が集まらない。本来であれば、ケータイ禁止議論を展開している方々にこそ聞いてもらいたい内容なのだが、まことに残念な限りだ。ケータイを安全に活用するための動きは、通信事業者でもさまざまな取り組みがある。とくにこれから期待されるべきは、今回の広島のように、地域のNPOなどと通信事業者が協力し合って、地道に市民に働きかけていくことなのであろう。全国規模では、通信事業者とNPOが手を組む事例も散見されるが、本当に通信事業者の支援を求めているのは、全国各地域で活動している地道なNPOなどだ。通信事業者各社にはぜひとも積極的に、こうした地域活動に目を向けてもらいたいものである。

こうしてすでに、ワークショップの詳細に加えて、これを企画した背景についても紹介し尽くされているので、ここであえて書き足すこともなさそうですが・・・二点だけ感想を書いておきます。

第一に、このプログラムの展望について。杉本さんも書いているとおり、今回は、前日の深夜にファミレスで、同機種のケータイを並べて詰めの仕込みをおこなうという怪しい状況で(笑)、正直いって、それほど洗練化されたワークショップとは言えないものでした。写メを使った伝言ゲームというアイデアは以前から念頭にあったものの、実践するのはこれが初めてでしたし、そもそもケータイを用いた活動にさいしては、どうしても機種ごとの制約を踏まえて段取りを考えなければなりません。また、参加者の人数や年齢、特性がはっきりしないと全体のプログラムを詰め切れないというのも、(そのあたりが明確な学校教育とは違って)社会教育の現場におけるワークショップの宿命でもあります。

ところが、これを実際にやってみると、かなり汎用性の高いプログラムであるという確信を抱くことができました。今回は子どもを対象としていましたが、高齢者を含めて、大人でも楽しめる遊びなのではないかと思います。木暮さんが触れていらっしゃるように、「風」という漢字一文字を写メで伝言するというお題は、小学生には難しすぎるかなと思っていたのですが、みごと次のような写真を使って見事に伝えることができました。見えないものを視覚的に伝えるという遊びは、もっと高い年齢層でも楽しめるのではないのでしょうか。

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そして第二に、このワークショップのねらいに関する補足。子どもコミュニティネットひろしま主催のワークショップに講師として関わるのは、これが三度目です(→前回のワークショップはこちらを参照)。いずれもケータイを使ったワークショップだったのですが、広島で積み重ねている実践に関しては、一貫して"ケータイ以外、特殊な機材や道具を使わないワークショップ"の実践を目指しています。このご時世に学校でケータイを使ったワークショップをおこなうことは容易ではないですが、社会教育の現場などで手軽に使ってもらえるプログラムの確立を念頭に置いているということです。

僕自身、先鋭的な情報技術を活用したワークショップの実践もおこなっているのですが、その反面、身のまわりの道具だけを使って、意義のある活動を編み出すというマインドも大事だと思っています。実のところ、ワークショップの知的財産権というのは(ことさら特殊な機材や道具を使わないほうが)難しい問題なのですが、僕としては基本的に、なるべく多くの方に気軽に使ってもらえるプログラムの提供を目標にしています。

ご関心をお持ちの方は、ぜひお問い合わせ下さい。

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