【CNN 11/11】 携帯メールやインターネットの交流サイト(SNS)を使いすぎる10代は、飲酒や喫煙などにはまりやすい傾向がある――。米大学がこんな調査結果を公表した。
ケースウェスタンリザーブ大学医学校の研究チームは、10代の子供の過度のメールやSNS利用と、喫煙や飲酒、禁止薬物使用といった健康被害を伴う問題行動との関係を調べた。
調査では、1日あたりのメール送信120通以上、フェースブックなどのSNS利用3時間以上を「過剰」と定義。米中西部の10代を対象に調査したところ、20%近くがメール過剰、11.5%がSNS過剰という結果が出た。
メール過剰の子供はそうでない子供に比べ、飲酒経験者が2倍に上った。喫煙、禁止薬物の使用、けんか、複数の相手と性的関係を持つといった問題行動の割合も、メール過剰、SNS過剰の10代の方が大幅に高い傾向があった。
研究チームを率いるスコット・フランク氏は「メールが問題行動を引き起こしていると言いたいわけではない」と強調しながらも、「放任状態でメールやSNSを使わせれば、10代の健康に危険な影響が出る可能性がある」として、過剰な利用は控えさせた方がいいと保護者に呼び掛けている。
メール、SNSというキーワードに限らず、携帯電話、携帯端末、携帯ゲーム機、据え置き型ゲーム機などもこの問題には含めて考えた方がいいのではないだろうか。いずれもツールや手段でそれ自身が100%有害なわけではないけれど、人の感覚や思考を麻痺させる作用を持っていて、使い方を誤ったり自制心を失わせたりする傾向が少なからずある。それらについては取り扱い、あるいは、使わせ方に注意が必要ということだろう。
例えば子どもにPCや携帯やゲーム機を与えるときに注意事項やどうしてそうしなければならないかということを言い聞かせれば誤った使い方や好ましくない状況を回避できるかというとそれだけでは失敗に終わることは少なくない。大人でも自制することは難しいのに子どもに自制しろという方が無理な話だ。
かといって、PCや携帯のない生活をいつまでも送れるわけではないので、好ましくない状況を回避する確率を高めるためには、そうならないようにセーフティネットというか仕掛けをいくつも用意し、常に稼働させておくしかないのではないかと思う。
但し、監視して何か見つけたらお説教するという古典的な方法では子どもの反発を生むだけなので、アプローチの仕方は工夫しなければならない。親としての知恵が試されるところである。
(ニュースセレクター:守護拓真)