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ニュース de トーク

最初に、小出裕章・京大助教(原子炉実験所)の協力(出演)を得て制作された反原発コントです。

原子力ってどうして必要なんだろう、原子力発電所の事故で放射能がたくさん漏れたっていうけど何がどんなふうに危険なんだろう、どうしてこんな大変な事態になってしまったんだろう、これから何をどうすることが必要なんだろう・・・というようなことを考える起点であり、基礎となる理解になる題材だと思うので紹介します。コントなので小学生にでもわかりやすくなっています。笑いながら見てもらってもいいようなくだけ方ですが、内容はきわめてまじめです。

◆スイシンジャー 異形編

小出裕章氏の個人サイトはこちらです。

◆小出裕章(京大助教)非公式まとめ

もうひとつ、皆さんの生活に重大な影響を及ぼす可能性のある話題として(そんなことが起こらないことを祈っていますが)、福島第一原発4号機についての毎日新聞英字版掲載の記事を紹介します。ただし、この記事は公式サイトではすでに(おそらくは圧力により)削除されていて見ることができません。寄稿したのは山田孝男氏(Expert Senior Writer)で、海外では当たり前のように公開される情報を「日本のメディア」の立場で発信するという勇気ある行動に出られましたが、その後が心配です。社会的な立場を失わなければいいのですが・・・

◆風知草:宙に浮く燃料プール=山田孝男 毎日新聞 (他のサイトに転載されたもの)

福島第一原発の事故が福島、東北、首都圏、日本全体、海洋汚染では太平洋に面する多くの国々、大気汚染では世界中にどのような影響を及ぼしたのかを考えるきっかけになればいいと思います。

福島第一原発は東京電力の(顧客の使う電力を発電するための)発電所です。福島の人たちからしてみれば、発電所を東京に作っていれば自分たちが被害にあわなくてもよかったのにとなります。東京電力の顧客も加害者の一部ということです。海外から見れば日本という国、日本人すべてが加害者に映ります。

原発が自分たちの現在、そして、未来に必要なのか、なぜ必要と思うのか、なぜ不要と思うのか。他人ごとではありません。誰よりも影響を受けるのは未来を生きていく子どもたちの世代です。

最後に毎日放送が放映したドキュメンタリー番組です。ぜひ、自分のこととして考えてみましょう。

◆その日のあとで ~フクシマとチェルノブイリの今~

【日経Woman 5/30】人気連載「平成働き女子のための処世術」が1冊の本になりました。著者の深澤真紀さんに、連載執筆の裏話と、「読者のみなさんに改めてお伝えしたいこと」をお聞きしました。"処世術・熟達度チェック"もご紹介! ぜひお試しください。

―― 連載には、「深澤さんの処世術を読んで、無理して頑張らなくてもいいんだと、とても楽になった」という読者のコメントがたくさん寄せられましたね。

深澤:特に女性は、つい頑張りすぎてしまう人が多いですからね。この本では身も蓋もないことを言ってると思うのですが(笑)、それが新鮮かもしれません。

普段は、自分の原稿のゲラ(校正紙)を読むのは好きではないんですが、今回は面白く読めました。「我ながらなかなかいいことを言っているなあ」、でも「いまだに同じ失敗をしているなあ」と。

ネタのほとんどが、自分自身の失敗ですから。私はかなりのダメ人間なので(笑)、自分の中の間抜けな部分を、自分で突っ込んでいるんです。

―― 処世術のネタは、どんなときに思いつくんですか?

深澤:ネタを思いつくのはお風呂の中が多いんですよ。忘れないように、クレヨン石鹸(子供用のお風呂グッズで、水で消せるもの)で、風呂の壁にアイデアをメモしています。石鹸なので消すときに風呂掃除もできるし、一石二鳥です。ちょっと間抜けな光景ですけどね(笑)。

―― とくに若い読者に伝えたいことはなんでしょう?

深澤:よく、「若いときは失敗したほうがいい」なんて言われますが、私は、自分の若いときの失敗で「よかった」と思えることはないです。

例えば、"捻挫"ぐらいの失敗なら、その後の人生の教訓になるかもしれませんが、多くの失敗は"複雑骨折"のようにダメージが大きいものです。

私の若い頃の失敗はほとんどが複雑骨折でしたし、いまだに骨にボルトが入っているような状態です。こんなボルトは入れる必要はないので、大きな失敗はせずにすむほうがいいですし、そのための「失敗を減らす方法」が必要だと思います。

それに成功するのは"時の運"が大きいですが、失敗には理由があります。成功の理由を読んでも役に立たないことが多いのですが、失敗の理由を読むことは、それを防ぐために役立つと思うのです。

―― 「輝かない」というテーマにも、読者の共感が大きかったです。

深澤:「人間はダイヤの原石だから磨けば光る」という言葉もよく使われますが、磨き過ぎればダイヤだってすり減ってしまいますから。

ダイヤを輝かせるカットはプロの技で、的確に磨くのはものすごく難しいですよね。普通の人は、自分自身の原石をドンドン削り続けて小さくしてしまうことが多い。磨くのも輝くのも、やりすぎはよくないです。

―― 処世術というと、「要領よく、ずる賢く、出世する方法」といったイメージで、男性の中には抵抗がある人もいるようですね。

深澤:この時代を生きていくのは大変ですから、時代にあった処世術が必要だと思います。

男性の間では"伝統芸能"的に受け継がれてきましたが、女性の間ではあまり受け継がれてきませんでした。ただ男性の処世術も、高度経済成長期やバブル期のような「右肩上がりの方法論」では、今の時代に合わなくなってきました。これからは男性にも女性にも新しい処世術が必要になってくると思います。

例えば、『釣りバカ日誌』と『社長 島耕作』は日本の男性の処世術ファンタジーの裏と表なんです。男性では、島耕作のようにばりばり働くことも、『釣りバカ日誌』のハマちゃんのように逆にのんびり働くことも物語になるんですね。

ところが働く女性のドラマやマンガでは、島耕作タイプの「会社でがんばって出世する物語」はあるのですが、ハマちゃんタイプの「会社ではがんばらずに好きなことをして生きている物語」はまだあまり描かれないですよね。

私は女性にハマちゃん的な処世術を伝えたいですし、そこそこほどほどの生き方を知ってほしいと思っています。

それでは次に、あなたの「処世術熟達度」チェックをご紹介します!

"今どきの世渡り上手度"チェック

*1 会社などでムカつくことがあっても、極力それを出さないようにしていますか

*2 何かを頼まれると、がんばって引き受けるようにしていますか

*3 腹の立つメールがきたとき、すぐに反撃を返さないと気がすまないほうですか

*4 雑誌で紹介されているような、活躍している女性を見て、あんな風に輝きたいと思いますか

*5 仕事でもプライベートでも、嫌われないようにうまく付き合おうと思いますか

*6 人から誤解を受けたら、それが解けるまで説明・説得しようとしますか

*7 受けたメールには(携帯・PCとも)、必ず返事をしますか

*8 仕事を頼んで断られると、傷つきますか

*9 場の空気を読むようにしていますか

*10 「自分探し」をしていますか(したいですか)

*11 仕事で成長したいと思いますか

*12 どんな仕事でも全力投球していますか

*13 何かをするときには、「心を込める」ことが大切だと思いますか

*14 苦言を呈してくれる人の言葉には、真剣に耳を傾けますか

*15 発言や生き方は、ぶれないで、一貫性があることが大切だと思いますか

いくつ「Yes」がありましたか。

◆結果をチェック

「Yes」の数が

・7つ以上......頑張りすぎて疲れています

・3~6つ......ときどき辛くなりませんか

・0~2つ......かなり高度な"処世術"を身に着けていますね

チェックの数だけで判断するものでもありませんが、チェックがついた項目については、本をご覧になってみてください。「そんな考え方もあるのか」と、ちょっぴり楽になっていただけるかもしれません。

◇ 輝かない がんばらない 話を聞かない 働くオンナの処世術

深澤真紀さんの人気コラム「平成働き女子のための処世術」が本になりました。
連載中、読者の方々から「悩んでいる最中だったので救われました」「読んで、なんだかほっとしました」......と多くの感謝が寄せられたものです。
心がほぐれる1冊です。
深澤真紀著/日経BP社/1300円(税別)

女の処世術.jpg


男性から見れば女性の方が考え方が柔軟でより自由度の高い生き方ができているように見えるのですが、女性向けの記事を読んでみると女性たちもなかなか大変なようです。特に雇用機会均等法以降の世代は、仕事上のストレス度や病気になる割合まで男性を追い上げていて、痛々しささえ覚えます。

本書は様々な悩みやストレスを抱えている多くのワーキングーウーマンにとって欲しかった1冊だと思います。お子さんのいるワーキングウーマンは仕事だけではなく、子育てもありますから、少しでも気持ちに余裕を持って生きられたらいいですね。

(ニュースセレクター:守護拓真)

【GIZMODO 2/27】 シカゴの「Aspiritech」はソフトウェアテスト専門のスタートアップ。アスペルガー症候群の人だけを採用している会社です。なぜかって?

アスペルガーの人はソフトウェアテスト技師として有能だからですよ。今さらニュースでもないけど! アスペルガーの人にとってハイテク分野の仕事は「安全感」があって、自分で「コントロール」できると感じるらしく、秀でた能力を発揮することは研究で裏付けられているんですよ。

Aspiritechの創業者Brenda Weitzberg女史はそこを一歩進めた、というわけですね。EREのTodd Raphael記者にこう語っています。

「ハーバード・ビジネス・スクールその他の最新調査でも、アスペルガーおよび高機能自閉症の人はその適性ゆえに、ソフトウェアテストでより優れた能力を発揮することが分かっています。集中力、優れた記憶力、高い知能、技術スキルの強さ、細部を検知する能力、集中力を長時間持続できること―どれも本当にソフトウェアテストの仕事向き。アスペルガーの人には、理想のソフトウェアテスターになる可能性があるのです」

「それって利用してるんじゃ...」と抵抗感じる人もいるかもしれないけど、Weitzbergさん自身も息子さんがアスペルガーで前の仕事をクビになった経験者なので、「アスペルガーや高機能自閉症の人は仕事を探すのもひと苦労なのでそれを解消できれば」という言葉は本心からじゃないでしょうかね。

同社ではサイト、ソフトウェア開発者、アプリデザイナー向けに営利事業を行いながら、テストの方は非営利で運営しています。事業プラン構築を支援した鈴木 慶太さんは東京で姉妹会社「KAIEN」を共同創業し日本でも同様の事業を展開されていますので、興味のある方は社長ブログやツイッターを覗いてみてね。



自閉症の人が健常者よりも「数字や風景など、特定のものに対する高い記憶能力」を持つ例があることはTVでも取り上げられることがあるので知っている人も多いと思います。もともと人間の脳は10%~30%程度しか働いていないという説もありますから、誰でも潜在能力をたくさん持っているということです。多くの人と比べて違うパターンで発達してる部分と発達していない部分を合わせ持つ場合に(多くは社会への適応性において規格外であるという意味で)「病気」=「規格外」とされますが、規格内である人よりも高度に発達しているという意味では「健常者を超える人」と言えるかもしれません。この記事で紹介されている会社のように「高い能力」を持っていることに着目して活かそうという取り組みがもっと広がればいいと思います。

(ニュースセレクター:守護拓真)

2008年、当時の福田康夫首相は2020年までに受け入れる留学生数を12万から30万人に増やす計画「グローバル30」を打ち出した。これは世界の学生、特に中国の学生にとって間違いなくいい知らせのはずだった。

しかし、政権交代が政策の連続性に大きく影響し、今やグローバル30は暗礁に乗り上げている。

▽「英語での授業」、日本での就職に不利に

グローバル30のひとつに、日本の大学で英語による授業の割合を増やすというのがある。日本語ができない留学生でも英語で学位を取得できるのが特徴だが、筆者はこのやり方に賛同できない。

これにより日本の大学の国際化のレベルが高まると見る人もいるが、それは間違いだ。留学生が英語を取得できても、日本は非英語国家で、日本語が唯一通用する言語であるため、日本語が使えなければ日本の社会には溶け込めない。

一部の日本の大学はすでに、学生の日本語能力が不足していると、授業内容が理解できないばかりか、教授との交流も難しく、学業の質が保てないことに気づいている。

さらに日本語ができなければ、海外留学生が日本で就職するのは難しい。学位を苦労して取得したが、日本語の能力不足が原因で、日本の会社から採用されず、やむなく語学学校に戻って日本語を勉強しなおす留学生もいる。

▽「草食男子」より「留学生」が人気

就職に関しては、中国を含む留学生は喜び半分、心配半分といったところだろうか。現在の就職状況は非常に厳しく、大学生の就職率は低めが、日本は早くに少子高齢化社会に入り、労働力不足が著しく、国際的な人材が求められている。そのため留学生は卒業後、日本で就職のチャンスが大いにあるといえる。

また、日本の企業は長年、日本人、外国人を問わず採用者を平等に扱ってきた。最近、日本企業は留学生を好んで採用するというニュースも伝えられている。

日本では現在、草食男子が流行している。彼らは大学卒業後、ネットショップを開いたり、お菓子作りをしたり自分の好きなように生活したいと考えている。人々が自分の理想の生活を追求するのは社会の進歩だという人もいるが、若い世代に追い求めるものがないためだという意見もある。いずれにしろ、草食男子は日本社会の脚光を浴びているが、企業側は、こうした草食男子よりも異国の地で苦労を経験した留学生のほうが仕事への闘志があると考えているようだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月26日


日本人男子の多くが「草食系」かどうかは別にして、諸外国の多くに比べて「ひ弱」であるというイメージは間違っていないように感じている。日本の社会は豊かで安定しているから、必死にならなくても死ぬことはない。「働かざる者食うべからず」といったのは遠い昔の話で、何ら生産的な活動をしない「引きこもり」と呼ばれる人々を食べさせるだけの余裕が日本の社会にはある。諸外国には道端に死体が転がっていても誰も気にしないようなところがたくさんあるのだ。

ミツバチの話であるが、生きる上でストレスがかからないような環境の中では生命力、とりわけ生殖能力が著しく低下するという記事を読んだことがある。死ぬ確率が高ければその分多く産み出さなければ種が絶滅するのだから、遺伝子的に合理的な変化なのだろうなと思う。

話はわが家のことに移るが、小学生の息子は幼稚園の頃から絵本の読み聞かせをされて育ち、本が大好きである。彼の内面的な世界や想像力は素晴らしいものがあるのだろうと思う。学校の勉強もそつなくこなし頭もそれなりにいいのだと思う。

ところが彼には抱えている問題がある。彼はサッカークラブに入っていて、持ち前の器用さもありそれなりには上達しているのだけれど、相手に当たっていくとか、くらいついていくとかがうまくできない。こわいという感覚があって体が委縮してしまうのだろうと思う。これは頭で考えてどうにかできることではない。スポーツには闘志とかガッツとかいうものが要求される。何が何でも負けないぞ!と踏ん張る心である。親としては環境を与えるという意味での側面支援はできても、そのものを教えることはできない。もどかしいところである。

子育ての方針は男親と女親では意見が違うことが少なくないが、男親としては何よりもたくましく生き抜く生命力を身につけていってほしいと望む。息子よ、ひ弱になるな。ガッツある男に育て!

(ニュースセレクター:守護拓真)

【CNN 11/11】 携帯メールやインターネットの交流サイト(SNS)を使いすぎる10代は、飲酒や喫煙などにはまりやすい傾向がある――。米大学がこんな調査結果を公表した。

ケースウェスタンリザーブ大学医学校の研究チームは、10代の子供の過度のメールやSNS利用と、喫煙や飲酒、禁止薬物使用といった健康被害を伴う問題行動との関係を調べた。

調査では、1日あたりのメール送信120通以上、フェースブックなどのSNS利用3時間以上を「過剰」と定義。米中西部の10代を対象に調査したところ、20%近くがメール過剰、11.5%がSNS過剰という結果が出た。

メール過剰の子供はそうでない子供に比べ、飲酒経験者が2倍に上った。喫煙、禁止薬物の使用、けんか、複数の相手と性的関係を持つといった問題行動の割合も、メール過剰、SNS過剰の10代の方が大幅に高い傾向があった。

研究チームを率いるスコット・フランク氏は「メールが問題行動を引き起こしていると言いたいわけではない」と強調しながらも、「放任状態でメールやSNSを使わせれば、10代の健康に危険な影響が出る可能性がある」として、過剰な利用は控えさせた方がいいと保護者に呼び掛けている。


メール、SNSというキーワードに限らず、携帯電話、携帯端末、携帯ゲーム機、据え置き型ゲーム機などもこの問題には含めて考えた方がいいのではないだろうか。いずれもツールや手段でそれ自身が100%有害なわけではないけれど、人の感覚や思考を麻痺させる作用を持っていて、使い方を誤ったり自制心を失わせたりする傾向が少なからずある。それらについては取り扱い、あるいは、使わせ方に注意が必要ということだろう。

例えば子どもにPCや携帯やゲーム機を与えるときに注意事項やどうしてそうしなければならないかということを言い聞かせれば誤った使い方や好ましくない状況を回避できるかというとそれだけでは失敗に終わることは少なくない。大人でも自制することは難しいのに子どもに自制しろという方が無理な話だ。

かといって、PCや携帯のない生活をいつまでも送れるわけではないので、好ましくない状況を回避する確率を高めるためには、そうならないようにセーフティネットというか仕掛けをいくつも用意し、常に稼働させておくしかないのではないかと思う。

但し、監視して何か見つけたらお説教するという古典的な方法では子どもの反発を生むだけなので、アプローチの仕方は工夫しなければならない。親としての知恵が試されるところである。

(ニュースセレクター:守護拓真)

「入」と「出」のバランスが取れていない日本の教育を見直すべきだ

プレジデント 2010年10.18号

基礎的な読み書きや計算能力の欠如を招いた教育の影響は、人格形成にも及んでいる。日本の教育が抱える本質的な問題に迫る。

流通科学大学学長 石井淳蔵=文

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若者の学力低下に歯止めがかからない。基礎的な読み書きや計算能力の欠如を招いた教育の影響は、人格形成にも及んでいる。日本の教育が抱える本質的な問題に迫る。

分数計算ができない大学生

今回から伊丹敬之教授に代わり、この連載コラムを担当します。流通やマーケティング研究を専門としていますが、理論より新しいビジネスの動きを現場で探るのに関心があります。また最近では仕事柄、ビジネスと教育の狭間で教育現場人として活動しています。というわけで、本コラムでも、流通やマーケティングの現場と、ビジネスと教育の狭間の話が中心になります。

さて、今回は後者の話で、「若者の〈学力〉の貧困」の問題を取り上げる。この問題、いろいろな調査結果も出ており、それなりの対処がなされている。だが、その解決は思うほど簡単ではないように思う。どうしてか。それを考えてみよう。

子供たちの基礎〈学力〉が落ちていると言われる中、「ゆとり教育」の見直しが行われた。ゆとり教育とは、学習内容および授業時間数の削減、完全学校週5日制の実施、総合的な学習時間の新設、絶対評価の導入を骨子とするもの。それに対して、新たに誕生した教育指針では、授業日数および算数・数学、理科、外国語の授業時数の増加が図られ、どちらかというと昔ながらの詰め込み型の色彩が濃い。

それに合わせて、文部科学省では、2007年度から「全国学力・学習状況調査」を実施した。その結果が公表され、各地域においても〈学力〉に対する関心が高まった。私が住む大阪府の橋下徹知事は、府下各校の〈学力〉テストの不振に業を煮やしたか、「100マス計算」「漢字の反復学習」といった基礎〈学力〉向上に向けた学習方法を府内各校に取り入れた。その成果は、府県別〈学力〉順位が少しずつ上昇するという形で表れている。

こうして、近時、わが国の義務教育においては、〈基礎学力の見直しと強化〉が喫緊の課題と見なされるに至っている。その流れは、義務教育にとどまらず、大学という高等教育機関や社会の職場にも及ぶ。

「最近の大学生は、漢字を書けないどころか読めない。分数計算ができない」といった話題が大学教員の方からよく出てくる。「ゆとり教育のせいだ」という人もいれば、「豊かな社会の必然的な結果だ」という人もいる。理由はよくわからない。だが、現実に学生のそうした〈学力〉不足は大学教育における切実な課題となり、それへの対処に学習指導センターなど、新たに機能を学内に設ける大学が増えている。

学力に神経を尖らせるのは企業もそうだ。とくに新入社員の採用では、〈学力〉チェックを必須の要件とするようになった。そのため、「能力検査(基礎・実務基礎・事務)」や「性格検査」等の採用テストが、SPI(総合適性検査 Synthetic Personality Inventory)を筆頭に就職試験において大流行。

それらの筆記テストの役目は、学生の基礎能力(学力)を測ること。テストの出題傾向を編集した本には、それこそ昔懐かしい鶴亀算とか流水算が並ぶ。漢字テストや四文字熟語テストもある。この筆記テストは、企業の採用プロセスの第一ステップとなる。たとえば、100人足らずの新卒者募集に、1万人を超える就活学生のエントリーがあるのが現状。それに対して、このテストでふるいにかけられて、7割ほどの学生が足切りされるといわれる。

「学力(の貧困)」がブームになる現代日本

テストによる足切りが行われるので、就活学生も守りに出る。1人で100社以上もエントリーをかける。そうしてエントリーが増えて、企業はまたこのテストを使って足切りに励む。事態は徐々にスパイラルアップする。

学生はエントリー数を増やすとともに、テストの準備をする。その結果、その種のテキストや問題集が本屋さんに山のように積まれることになる。もちろん、面倒見のいい大学は、学生任せにはしない。それ用の問題集や解答集を学内のしかるべきところに揃え、そのための講習も開く。正課の科目に組み込む大学も出てきている。

以上が、若者の「〈学力〉の貧困」問題が、義務教育から大学や企業の採用にまで及んでいる様子だが、その流れは教育界にとどまらない。皆さんのもっと身近なところまで及んでいる。テレビ番組やゲームソフトや出版の世界も、そうだ。小学校で学ぶ国語や算数の問題を出し、それに珍答する若いタレントをダシにして、視聴者の笑いを取るテレビ番組は人気がある。その笑いの中に、「小学校で学ぶようなことも知らない若者が大勢いる」と思う人が増えていく。

まさに「学力(の貧困)」が、現代のテーマとなりブームにもなっている。その中で、「現代の若者には、もっと基礎〈学力〉が必要」という厳しい視線が生まれる。だがしかし、そのブームの中で、いっそう深刻な事態が進んでいる。それはほかでもない、「人前でしゃべらない若者」や「自分から、目の前の現実に積極的にかかわろうとしない若者」が少なくない数いることだ。大学教員は、「とにかくそうした学生は多いし増えている」という。

そうした若者を生み出した理由は様々だ。教育はもちろんその責任を免れない。大量の知識を覚えさせ、そしてそれらの記憶をできるかぎり正確に再現するというやり方は、わが国の伝統的な教育手法だが、とてもではないがいい影響を与えたとは思えない。若者たちは、小さい頃から知識の詰め込みとその確認のための試験というパターンに馴染んだ。

その人の持っている潜在力を花開かせるのが〈教育〉だとすると、このやり方は教育とはいえない。〈訓練〉だ。そして、この〈訓練〉を小さい頃から受けて習熟度を上げた者が、優れた人間として評価を受ける仕組みになっている。

訓練だから、「何のために、この知識を学ぶのか」という説明はない。それを教師に尋ねても、「とにかくおぼえておけ」「いつか役に立つ」「少なくとも、進学するときには不可欠だ」と、理由にもならない理由で説明されるのがおちだ。

教育における「入」と「出」のバランスが取れていないのだ。教育における「入」とは、頭の中に知識を充填する局面。

「出」は逆に、持っている知識を使う局面。教育においては、この入と出のバランスが取れていないといけないのだが、とくに日本の教育は、小学校から大学まで、知識をどう使うかではなく、どう入れ込むかという入偏重。

そうした入偏重、〈訓練〉中心の副作用は小さくない。第一に、自ら何かを学ぶという経験がない。経験がないから、学ぼうとする意欲がそもそも生まれない。第二に、問題に対して独自の答えを探す気がない。答えはすでにどこかにあって、誰かが知っているはずという受け身の意識が強い。答え探しの、間違いや失敗を恐れる。最後に、直面する複雑な現実から、解くべき「問題」をつくり出す力が失われる。問題の背後には必ず答えがあって、それを正確に再現することを何度も何度も訓練されると、その力を失うのも仕方ない。「しゃべらない」「現実にかかわらない」若者は、そうした副作用の表れではないだろうか。

「訓練で、〈学力〉の貧困をなくす」というのは、わかりやすい施策だ。訓練によって、確かにいわれるところの〈学力〉スコアは上がるだろう。だが、落とし穴もある。

訓練は、その目論見とは異なり、「学ぶ意欲の乏しい」「自分独自の答えを探そうとしない」「失敗を恐れる」、そして「現実を切り開く力を喪失した」若者、つまり「しゃべらない」若者をつくり出してしまうリスクを呼び込む。〈学力〉スコアの上昇と引き換えに、そうしたリスクが現実のものになってはたまらない。そこに大きなジレンマがある。その点については、機会を改めたい。


私のよく知っている会社にはいわゆる一流の大学といわれるところの卒業生がたくさんいる。たしかによく訓練されている人たちだと思うし、組織の歯車としては自主性や独創性は多くの場合、必要ないのかもしれない。しかし、この記事に書かれている「しゃべらない若者」および「しゃべらない中高年」の集団になっているのは否めない事実であろうと思う。組織の中で生き抜いていく処世術は必要だけれども、「しゃべれない人間」であることがいいことであるとは思わない。まだ、これから未来のある若者には自分がどういう人間を目指すべきかを考えてみてほしいと思う。

(ニュースセレクター:守護拓真)

【10月6日 AFP】父親と男の親族だけが女性の結婚相手に関する決定権を持つサウジアラビアで今、女性たちが、この部族古来の伝統に立ち向かわんとしている。

自分で選んだ結婚相手を父親に却下され、一生独身を余儀なくされる可能性に直面した女性たちが、父親の判断を不服として裁判所に訴え出るケースがこのところ増えているのだ。そうした女性の多くは大卒で、収入のある職業婦人だ。

人権団体の調べによれば、過去6年間で訴えを起こした女性は86人に上る。うち13件は、ことしに入ってからのものだ。

■イスラムの教えと部族の伝統との相克

今年7月、メディナ(Medina)の裁判所は、同僚の外科医との結婚を「違う部族の出身者」との理由で父親が認めなかったことを不服とした女性医師(42)の訴えを却下した。裁判所は父親の言い分を正当と見なし、「違う部族の者と結婚して父親に逆らおうとしている」と女性を非難した。

「不幸なことにサウジアラビア社会には奇妙なパラドックスが存在します。わずか10歳の少女を結婚させることが可能な一方で、大人の女性たちが筋の通らない理由で結婚を妨害されているのです」と、人権団体「National Society for Human Rights」のスタッフはAFPの取材に話した。

イスラム教の教えでは、父親は、娘の結婚相手が高潔で敬虔なイスラム教徒である限りにおいては、その結婚に同意しなければならないとされている。また、前年亡くなった同国の高名なシャイフ(イスラム教の導師)であるアブドゥラ・ビン・ジブラーン(Abdullah bin Jibreen)は、「父親は娘の結婚を妨害してはならない」とのファトワ(宗教令)を出していた。

だが、シャリーア(イスラム法)とともに極めて保守的な部族の伝統も重んじるサウジでは、娘が結婚するまでの間、父親が娘に対し絶対的な支配権を握ることが容認されている。そのため、政府や裁判所でさえ、女性が父親(父親が死去した場合は兄弟かおじ)の許可なく結婚することを認めていないのが実情だ。

■父親が結婚を認めない理由

希望の相手との結婚が却下される理由で最も多いのは、「同じ部族の出身者ではない」というもの。サウジアラビア王国の中核は部族社会であり、国を左右する政治権力や経済力も部族が基本となっているという背景がある。反面、これを理由に娘の結婚を反対する父親自身は、違う部族の女性と結婚している、という例もある。

幼くして既にいいなづけ(大抵はいとこ)が決められていたり、姉がまだ未婚だとか、娘の社会福祉給付金を父親があてにしているなどの理由で、結婚を許されない場合もある。

AFPの取材に対しある大学教授(39)は、「お前にふさわしい相手など1人もいない」と父親から言われ、結婚相手をことごとく却下されてきたと語った。30歳を過ぎても結婚を許されず、父親とこのことについて直接話をしようとすれば脅され、部屋に閉じ込められたという。

別の女性は、女性の年齢が35歳を超えたら父親や保護者の男性は結婚を認めるよう、国家が法で定めるべきだと話した。


日本も(特に組織の中では)男性優位の社会といわれ、女性の方が多くの制約を受けているといわれていますが、このサウジアラビアの記事を読んでどう思われましたか?ちなみにいろんな国の結婚事情や性差別の記事を読んでみると、サウジアラビアが特段、ひどい国というわけではないように思われます。

(女性が)結婚するもしないも自分の意思で決められ、相手も自分で選べるというのは何と自由なことでしょうか。日本の社会は捨てたものではありません。

結婚相手に100人に1人しかいないような条件を設定して「私の眼鏡にかなう人がなかなかいないのよね~」なんて言っている人の感覚の方が奇妙に感じます。

自分で相手を決める自由があるだけである程度は幸せなんじゃないでしょうか。

(ニュースセレクター:守護拓真)

◇肝心要のとき逃げて妻を落胆させ続けると...?

「シラケ夫と不機嫌女房」の処方箋
プレジデントフィフティプラス 2009年10.23号別冊
どんなに的確な指摘をしても、話の腰を折られたことで妻はイライラするだけです。とにかく最後まで聞くことです。

心理コーディネーター 織田隼人

男性にとって相談とは、悩み事を解決する手段です。しかし、女性にとって相談とは、「悩みを話す場」「不満を聞いてもらう場」であって、解決策を探す場ではありません。

たとえば、同窓会に行きたいのに法事の日と重なってしまい、どうすればいいかといった相談をもちかけられたとします。本人はなんとなく両方行くのは無理だとわかっている。ただ、無理だという事象を自分の頭の中で整理できていないため、口に出して言いたいのです。話しながら頭の中が整理され、話し終わったときには、すでに答えは出ています。

「上司がこんな人で......」とか、「だれだれさんのお母さんに嫌みを言われて......」といった人間関係の相談の多くも、実は愚痴をこぼしたいだけ。自分の味方になってほしいということなので、正論を説いても意味がありません。「大変だったね」と、頭をなでるのが正解です。お腹にたまったものを吐き出したことで、妻も満足して「私も悪かったのよね」と、心を落ち着かせるはずです。

つまり、妻の相談にアドバイスや意見は逆効果。どんなに的確な指摘をしても、話の腰を折られたことで妻はイライラするだけです。とにかく最後まで聞くことです。

「うん」「へぇ」「ほう」「なるほどね」というように、異なる相槌を順番に入れるのも一案。「学校に行ってきたのよ」といわれたら、「学校に行ってきたんだ」と、相手の言葉をそのまま返すなど、上手に聞き流す技術を身につけるとよいでしょう。

子供の進学や大きな買い物についての相談も、答えを求めているわけではありません。女性の場合、相手の合意をとって物事を進めたいという気持ちがあります。特に夫婦であれば、あらかじめ自分の考えはあったとしても、一緒に考えて一緒に決めたという確認が欲しいわけです。妻の考えを知るためにも、まずは話を聞く必要があります。

いずれにしても、一番よくないのは「それは君の問題でしょう」「おまえに任せるよ」「勝手にやっておいて」というように、取り合わずに突き放し、逃げてしまうことです。

男性は黙って考えて結論を出せるので、自分が相談に乗らなくても、物事は進んでいくと思うかもしれません。繰り返しますが、妻の相談は相談することが目的ではなく、話を聞いてもらうことが目的だということ。聞いてくれなかったという不満は、マイナスの感情になってたまっていきます。もらったプレゼントは忘れても、貸したお金は忘れないようなものです。

夫に相談しても聞いてくれないと思うと、そのうちほかに話を聞いてくれる相談相手を見つけるようになります。それが異性でなくても、「うちの旦那、何も聞いてくれなくて」と話し、「それはダメだよね、本来ならこうするべきなのに、もっといい人いるんじゃない」と言われると、確かにそうかもしれないと不信感を募らせることになります。

ほかの相談相手を見つけると、妻の心は安定するので、家庭では愚痴もこぼさず、必要なことだけを伝えあうという感じになります。それを、会話はなくてもわかり合えるようになったんだと思うのは大きな勘違い。夫への信頼がなくなり、夫以外に頼りになる人が現れただけ。これは熟年離婚にいたる赤信号にほかならないのです。

人間というのは話をしないとストレスがたまるものです。働いている人は日ごろから話す環境にありますが、専業主婦の場合、井戸端会議程度では話の量が足りません。それで、相談という形を借りてあれこれ言ってくる。どこかで一日分のコミュニケーション量を果たさないと、ストレスがたまるからです。

いちいち付き合うのが面倒だと思うのであれば、ペットを飼うことをお勧めします。夫の代わりに犬や猫に話しかけることで、ストレスが発散できます。また、ブログ開設を勧め、そこで発散してもらうという手もあります。

女性は話を聞いてもらうことで幸せになります。話すことで頭が整理され、自分で結論を出したとしても、聞いてくれた人に感謝する。そういう頭の構造だということを、男性は理解したほうがよいでしょう。



この記事は親子の問題ではないのでは・・・と思われるかもしれませんが、夫婦関係は親子関係の土台ですから、この記事に救われるお父さん、お母さんは少なくないのではないかと思います。

内容は女ゴコロの解説なので、女性陣からすれば「そんなのあたりまえじゃないの!」ということですが、男性からすれば感覚的に理解できない世界です。かくなる上は理屈で理解して理性的に対処するしかありません。家庭内での仕事と割り切った方がいいかもしれません。

女性陣に対しては、元来、男性というものは女性の感覚は分からないものなので、安易に「うちのダンナはダメだ」と腹立てたり、諦めたりするのではなくて、自分の胸の内と自分がしてほしいことを理屈で説明する努力をすることをお勧めします。

(ニュースセレクター:守護拓真)

[守護 拓真 , その他]
(2010年10月 4日 00:31) | コメント(0)
(5)それでもセレブ妻になりたい人へ【プレジデントロイター 8/11】

この本には「自分磨き」をしていれば「自分を輝かせてくれる」すばらしい男性に選ばれますよ......というようなことは書いていません。(白河桃子)

◆セレブ妻になれる人、なれない人 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人のオキテ [単行本]

(1)なぜお金持ちは紙袋を持つのか?

(2)セレブたちが集まる場所はどこか?

(3)セレブ妻になれる人、なれない人

(4)没落するセレブ妻、安泰なセレブ妻

さて、華麗なるセレブ妻の世界......いかがでしたでしょうか?

「なんか、意外に大変そう......」

そうなのです。私自身この本を書きながら、セレブ妻たちのあまりの大変さに「はぁ」とため息をつきましたもの。この本には「自分磨き」をしていれば「自分を輝かせてくれる」すばらしい男性に選ばれますよ......というようなことは書いていません。むしろ「ハイヒールより登山靴を履け」とか「ブランドものはNG」など、ほかの「セレブ婚活本」には決して載っていないことばかり。そもそも「セレブ妻」とは、「自分を輝かせてくれる男性」の妻ではなく、「夫を輝かせる」妻たちのことなのですから。

夫はケチで、時間やお金の自由も制限される。夫の一族はうるさくて大変。倒産やリストラなど、もしもの時は、明日から路頭に迷っちゃうかも......しかし、ハイリスクの代わりにリターンも大きい。それが「セレブ妻」の世界なのです。

私はセレブ妻をハイリスクの大きな「職業のひとつ」ととらえています。


【セレブ妻になれない人は、こんな人です】

1. 楽をしたい人
2. 「自分の時間」「自己実現」にこだわり、「結婚しても生活を変えたくない」人
3. どんなに優秀でも「我」が先に立つ人
4. 意見のないお人形さんのような人(賢さが要求されるのもセレブ妻です)
5. だれかに依存するというリスクを、覚悟を持って引き受けられない人
6. お金を貯めるり使うほうが好きな人
7. 男性の外見や年齢、子供の有無にこだわる人

セレブ妻になり、かつ自己実現もしたいというのは「依存しながら自立したい」という矛盾した望み。お給料をもらう仕事を片手間にできないように、セレブ妻の仕事も同じなのです。でも昔の良妻賢母のように「自己犠牲」「忍耐」の下に成り立つものとは少し違い、「賢さ」と「度胸」がなければ務まらないでしょう。私がこれまで取材した女性たちは、自分の選択で、自分の意志で、「私はこの夫との生活を選びとっている」という強い覚悟がありました。

また、男性の外見にこだわっていては、セレブ妻にはなれません。ある女性が女性誌の編集者に依頼され、何組かの「セレブ夫婦」を紹介したところ、全組NG。その理由は......「奥さんはキレイなのですがご主人が......」ということ。

そしてリスクをとりたくない人には一番向いていません。「セレブ」とはハイリスク、ハイリターン。聡明なあなたはすでにお気づきでしょうが、「お金持ちの妻」になることは、大変厳しい道なのです。野村総研による1万人生活調査では、年収1千万円以上の未婚独身男性(20歳~49歳)はわずか0.4%! 出会うだけでも珍しい希少生物のような存在です。つまり日本が一夫多妻制にならない限り、セレブ妻志望の女性全員分の席はないのです。運よく結婚できても、幸せを維持するためには、「結婚後の婚活」=「結婚維持活動」の努力が必要。

「未婚継続者のほうが結婚した人よりも、結婚相手の条件として『経済的に頼れる人』を挙げている人が多い」という調査データ(『女性たちの平成不況』より)もあります。希少生物のような幻の彼らを追い求めて、ずっと独身......という女性があまりにも多いので、この本を読み終えた多くの方々が、お金持ちの妻のあまりの大変さに「自分もしっかり働いて共働き夫婦で幸せになったほうがいいわ」と気が変わってくれたらいいのにと思いながら書きました。本当のセレブ妻や専業主婦をめざさないことこそ、婚活を成功させる最大の秘訣なのです。

それでも「私には覚悟も資質もある。リスクをとっても、私はセレブ妻をめざしてがんばる」という意欲のある方は、それも選択のひとつ。今は「人に依存して生きる」ことにこそ、相当の覚悟が必要な時代なのですから。

※プレジデント社の新刊『セレブ妻になれる人、なれない人』より抜粋。

白川桃子

ジャーナリスト

東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。ジャーナリスト&ライター。家族社会学会会員。女性の年代別ライフスタイル、未婚、晩婚、少子化などに関するインタビューがテーマで、その膨大な取材量には定評がある。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著の『婚活時代』(ディスカバー・トゥエンティワン)が19万部のヒットに。「婚活」は2008年度に続き2009年度も流行語大賞にノミネートされるほど世の中に影響力を持つワードとなり、今日も注目されている。他にも『キャリモテの時代』(日本経済新聞社)、『あなたの娘や息子が結婚できない10の理由』(PHP研究所)、『跡取り娘の経営学』(日経BP社)、『雅子さま論争』(共著、洋泉社)、『「婚活」現象の社会学』(山田昌弘編著、東洋経済新報社)など著書多数。
公式ブログ>>http://www.diamondblog.jp/touko_shirakawa/



未婚の女性のみならず、親でも娘が玉の輿に乗ってくれたら、と願う人は多いのかもしれません。(どれくらいそういう人がいるのかは知りませんが・・・)

そういう人はこの記事で「セレブ妻になるということ、セレブ妻として生きるということ」がどういうことなのかを理解することが必要なのかなと思いました。

そういうことがわかった上で、自分の立ち位置をしっかり認識して、自分がどう生きていくのか、どういう伴侶を選ぶことが自分にとっての幸せなのかということを自問自答してみてはいかがでしょうか。

(ニュースセレクター:守護拓真)

[守護 拓真 , その他]
(2010年8月11日 23:21) | コメント(0)
【日経TRENDY 7/23】ロングセラーが常識の絵本業界で、発売1カ月で3刷(2度の追加印刷)、現在1万2000部という絵本ジャンルでは異例の大ヒットを記録したのが『イワクマクマときずなのえほん』(主婦の友社)だ。

発売前から人気が高く、発売当日はアマゾン、楽天、セブンネットショッピングなどのネット書店でも売り切れが続出したのも絵本では異例のこと。というのも、この本は楽天イーグルスの岩隈久志投手がプロデュースし、原作はまどか夫人と6歳の長女の羽音(うた)ちゃん。2007年オフに右ひじを手術し、08年に完全復活するまでの心の支えになったのが、実は2人が手作りして岩隈投手にプレゼントした「冬は必ず春となる」という絵本だった。この感動実話を基に、岩隈自身がプロデュースし昨年楽天球団で一番の人気キャラクターになったイワクマクマを主人公にしたフォト絵本なのだ。

「父親が主役の絵本なので、父の日に家族が父親に贈ったり、父親がこの絵本を子供に読み聞かせるというパターンも生まれています」(主婦の友社・編集担当)。多くのマスコミに取り上げられ、実際に「めざましテレビ」内で岩隈投手がこの絵本を朗読するシーンが流れたことで、いっそう人気に火が付いたとか。子育て中のパパは必見かも。

(文/志水京子)

・Amazon.co.jpで『イワクマクマときずなのえほん』を購入する



不景気になると職を失う人が増えるわけですが、夫が失業して経済的に苦しくなったときに、妻がこれ以上一緒にいても仕方ないと離婚し、実家に戻るというケースもままあるとか。(実家が経済的に余裕がある場合ですが・・・)

生きていく上でしたたかな打算というものは必要ですが、夫婦や親子というものはそういうものを超えてつながれる存在であってほしいと思うのは理想的すぎるでしょうか。

この本は家庭の中ではどちらかというと存在感が薄いお父さんたちに贈るエールに、また、親子の絆を太くするためのきっかけになるのではないかと期待します。

(ニュースセレクター:守護拓真)

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守護拓真 守護拓真
数多くの新聞やニュースサイトから、子育て・教育、環境問題、医療・健康、生き方・人道、社会的不平等などの記事を紹介。
泉さやか 泉さやか
美容と健康をテーマに、ダイエット、化粧、サプリなど思春期・青年期の女子(今ドキは男子も)の興味ある記事を紹介。
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