2010 3月10日 NHKニュースウオッチ9で、
『将来の夢や生き方について今の子どもたちはどのように考えているのでしょうか』という放送がありました。
去年ベネッセ教育研究開発センターが行った『子ども生活実態基本調査』
(対象者:小4から高2 全国約1万4000人)
この調査によると、将来なりたい職業があるという子どもの割合が小中高どの年齢でも5年前より減っていることが明らかになったそう。
インタビューでは「お店の店員さんみたいな・・・」「何をやるにしても難しそう、とりあえずそれで食べていければ大丈夫」と答えている高校生の姿が。
また、40歳くらいになったときどうしてる?(中学生)という質問に対しては、
幸せになっていると答えた子どもは、75,2%
親を大切にしている 74,9%
自由にのんびり暮らしている 68,7%
有名になっている 世界で活躍していると答えたのは少数派
上智大学 武内清教授は『今の経済状況の中で、自分は将来こうなりたいとあまりはっきりと職業を決めても、実現の可能性が少なくなっている中で、ハイリスクハイリターンの賭けをやっている時代ではない』とコメントしていらっしゃいました。
また、群れる男子が増えた(仲間同士の関係を大切にしている)。卒業式で涙を流す男子生徒も見られるなど、男の子に変化があるという話も。
高校生への、なりたい職業インタビューでは、ある女子は「ありがとうといわれて嬉しかった」から看護士になりたい。男子も「人に喜ばれる仕事」「直接的に喜ばれなくても間接的に陰で努力するのもよい、それが自分が幸せになるひとつの方法かなと思ってる」などの答えが。
このようなことから、
『身近で現実的な将来像が見えてきた』
『仲間同士の関係を大切にして手に届く夢をかなえたい。その夢の中で願ったのはささやかでも「人を支えたい」というものでした。不況が続いていて成長が実感できないこと、少子化によって大人数でもまれる経験が少なくなっているのではと専門家は分析』
と、このニュースをまとめていました。
耳に入る不況のニュース、自分自身も不況の影響を受けている子どもも多いでしょう。職を失う人が多い中、人手が足りないのはといわれる介護の仕事に、子どもの手が離れた中高生のお母さんは活躍の場を得ています。訪問ヘルパーやケアマネージャー、病院やシニアホームで介護の仕事につくお母さんから、職場の話を聞くことで、「 人を支えたい」「人に喜ばれる仕事がしたい」という気持ちが生まれるのかもしれません。不況と高齢化、子供たちは夢見る夢子さんではなく、身近な現実の中で、将来像を描いています。